ハワイ島は全体でハワイ郡を構成して(ホノルル市と同等なもの)、郡長以下の 郡政府と9人の公選郡会議員による郡議会がある。(アロハ年鑑1995より)
ヒロはハワイ島で最大の町で、ハワイ島のお役所の類はヒロにあります。 ハワイ島には12万人ほどの人がいて、ヒロに5万人ばかり住んでいます。 人口が5万人にしては、大きなショッピングセンターがいくつもあり、大き なスーパー、デパートがあり、一般的な商品は豊富です。スーパーの食料品 などは本当にこんなに売れるのだろうかと思うばかりです。一方、専門的な ものはほとんど入手不可能で、ホノルル、本土から取り寄せることになりま す。ダウンタウンはかなりさびれいて、郊外に出来たショッピングセンター にお客を取られてしまったように見られます。道路は広く、交通渋滞はあり ません。
交通ルールで注意することは、信号の基本的な考え方として左折車(日本 の右折車に相当する)を優先して進ませること、赤信号でも右折は安全が確 認できれば進んでよいこと、歩行者用信号のあるところでは、ボタンを押し て渡る意志表示をしないと「walk」にならないことなど非常に合理主義になっ ていることです。
ヒロでは、日本食のレストランもいくつもありますし、スーパーで日本の 食べ物はほとんど手に入ります。食べ物で不自由することはありません。 (中桐1994)
ハワイでの歴史、ヒロの文化などは、ヒロに長年開業していた日本人医師の書いた 「 ハワイ・マナ」が参考になります。 アロハ年鑑にも簡単な歴史がでています。 (佐々木 1997-01)
1のオフィスの用については、3カ所とも公用車を使うが、車が出はらって いる時はやむを得ず個人の車で行って貰うことがあるそうです。特にCFHT ではそのようなときにマイル30セントの割でレファンドしています。この レートはIRS(国税局)で決められた非課税の限度です。
2の公用車の使用については
JAC:
マウナケアは標高が 4200mもありますので、気圧が通常の 60%、 気温は夜は氷点下以下に下がります。昼間の気温は、100m で 0.6 度下がるというほど低くはなく10〜15度(C) はありますが、風が 強いと体感温度は非常に低く、防寒着は必需です。
また、酸素が少ないので、山頂ではゆっくり行動することが肝心です。 具合が悪くなってもほとんどの場合、下山すれば直りますので極端に心 配しないことが肝要です。通常初めての人は山頂に 2時間以上も滞在し ていると頭痛が始まるようです。(中桐1994)
以下は解説です。この文を書くに当たってはJACのフィル・ムーア、ケック のピーター・ギリンハム、スミソニアンのアラン・クスノキさんなどにいろい ろと教えていただきました。
4輪駆動車は前輪と後輪のタイヤ圧を変えて、ラフな道路を走行するときに前 後どちらかのタイヤと道路の接触面が滑るようになっています。トルゥーパー の場合のタイヤ圧は前輪が30PSI、後輪が35PSIです。このため舗装 道路で4輪駆動を使うとタイヤか駆動系に無理が行き、整備、修理に経費がか かることになります。
トルゥーパー等の4輪駆動車には普通のギヤの他に動力を前輪軸に伝えるため のトランスファー・ケース、前輪を軸に固定するためのハブがあります。また、 駆動力を高めるためにギヤがもう一つ入っています。トルゥーパーではハブは 自動になっており、4輪走行にするとハブが固定されます。しかし、2輪走行 に戻した後で約1メートル交代させなければハブはフリーになりません。
トルゥーパーの場合、走行方法の切り替えはオートマチック車、マニュアル車 ともに2H→(4H)→4Lの場合は完全に停止して行わなければなりません。 4L→(4H)→2Hの切り替えはオートマチック車では停止して行えと書い てありますが、マニュアル車の場合は走行中でも良いと書いてあります。しか し、2輪駆動にはなってもハブが固定されたままなので、そのまま走ると前の 左右の車輪は同じ回転をし、曲がるときにどちらかがスリップしてしまいます。 と言うわけで2輪4輪の切り替えはどちらの方向に切り替える場合でも停止し て行い、4輪から2輪の場合は後退させてハブのロックを解除させてください。
以下は補足です。
山頂の舗装道路で2Hではパワーが足りないと言う理由で未舗装道路で使って いた4Lのまま走行する人もいますが、トルゥーパーの4輪走行は25mph 以下と言う指示があり、オートマチック車の2Hで全区間25mphで走れます。
車種によってギヤの組み合わせの名称、働き、ハブの扱いが多少違います。 だから将来運転方法についてちゃんとした規則を作る場合は使用車種を決めて からと言うことになります。例えばジープは4L→2Hの切り替えを自動的 に行う装置が付いています。新型のエクスプローラーには4輪駆動だけれど も前輪に必要なだけの駆動力を伝えるモードがあります。旧型のエクスプ ローラー、ブロンコなどのハブは手で切り替えます。
すばるプロジェクトでもハイウェイをトルゥーパーで4輪走行していてタイ ヤが加熱して爆発し、車は横に1回転した例があります。(幸い運転者に怪 我はありませんでしたが)
私が3年間使っていたトルゥーパーが今年の春で駄目になったのもあるいは 上記2つの注意をしていなかったからかも知れません。
調査をしている中に、UHの人たちだけが山頂の舗装道路で4輪走行を行っ ていることが分かりました。これは見習ってはいけない運転マナーだと思います。
日本では乗用車で常時4輪駆動車と言う物があります。調べたわけではありま せんが、おそらくはセンサーで路面の状態を感知して駆動方法の切り替え、 ハブのロックとその解除を行うのではないかと思います。 (成相 1995-08)
常時4輪駆動車について
通常4WD自動車は Part-time 4WD と Full-time 4WD と言うものに
分類されているようですがトルゥーパーが前者、前文中で取り上げられ
ているものが後者に当たります。
基本的に自動車は厳密に同じ空気圧のタイヤを用意して厳密に直進してい
ないかぎりは、4輪の回転速度がそれぞれ微妙に違います。また特に
カーブ中では4輪のタイヤの回転速度は大幅に変わってきます。
この問題の解決のために通常の後輪駆動の2WD自動車では 前輪はそれぞれまったくフリーに回転する単なる舵取り機構(+ブレーキ) で、後輪の駆動には必要に応じて(タイヤの抵抗に応じて)左右の回転速度 を分配するディファレンシャル・ギアーと言うものが設けられています。 (プロペラシャフトが後輪軸と交わるところにあります)
しかしこれを4WDで実現しようとすると通常後輪の左右の分配用に1個 前輪の左右の分配用に1個、前後の駆動力分配用に1個と、都合3個の ディファレンシャル・ギアーが必要となります。 しかし一般的にディファレンシャル・ギアーは比較的複雑で高価な部品で 重量も結構重いため、ジープなどの悪路踏破用の車では、2WDとして通 常走行するためだけに、後輪用のディファレンシャル・ギアーは搭載して いるものの、4WD時にはこの機構を介さずに、回転軸から直結でタイヤ にトルクが運ばれます。そして路面が土道のように滑りやすいことを前提に タイヤがスリップすることでこの回転速度差を、吸収させています。 従ってこの状態で摩擦係数の大きな舗装道路を走ると、タイヤは常時微妙 にスリップ状態になりますし、カーブなどではタイヤの駆動機構に非常に 大きな負担がかかります。(タイヤの減りも早くなります) このため通常の4WD者では舗装路は2WDとするよう指示されています。
しかしもしこの3個のディファレンシャル・ギアーを装備した4WD自動 車を用意すれば、舗装路であろうと4WDで走ることができます。 4輪自動車では加速時のトルクを2輪だけに頼るよりも、4輪に満遍なく 加えたほうがより強力なトルクを路面に伝えることができますし、雨天な どで状況の悪い路面でのカーブ時などの走行も安定させることができます。 このために高級車の一部やスポーツタイプの車の一部に Full-time 4WD が採用されています。 (上野 1995-08)
この文章に対して、新倉さん、坂田さんの家族は泳いでいます とのことです。しかし、子供が小さいうちは平気だと思いますが、 中桐は19歳と20歳の娘を連れていき、とても泳げませんでした。 (中桐 E-Mail 941218#2)
人を見かけで判断してはいけないのですが、入れ墨も習慣の違いと思おう としても、人相も習慣の違いとは言いにくく、やはり安心してその海で楽し むことは出来ません。そのような浜辺の近くにホームレスが住み着いていた りもします。またダウンタウンのつぶれた店の前にはホームレスとおぼしき 人が毎日、同じ場所に座ってじっと道路、行き交う人を眺めています。
ハワイ島は交通事故も比較的多いそうです。ただ車の盗難はないそうです。 小さな島ですから車は海を渡れませんし、隠しておいたのでは役に立たない し、島から出られないので必ず捕まるのがその理由です。私の少ない経験、 見聞では強盗、盗難は結構あるようです。車を離れるときは、必ずドアのロッ クをするように言われています。最近ホノルルでよく見かける3輪の交通取 り締まりのパトカーが何台か導入され、町を走っています。道路工事現場の 交通整理は両側で拳銃を携えた制服の警官がやっています(中桐1994)。
すばる望遠鏡起工式にあたっての服装の調査(FAX 1992-06-15/16)
「住民税:原則として200日以上ハワイに居住すると、入国日から住 民と見なされ、住民税がかかる。ただし、ハワイ以外に住宅を所持し、 ハワイ居住が一時的なものであることが証明されれば、例外扱いとなる。」 200日以上の居住なら課税されるという根拠が分かりません。成相氏が人か ら聞いた話では6カ月といっています。
税金のことは、けっこう面倒です。我々日本国政府関係者はFederal Tax
については、アメリカと日本との2国間協定で免除になるということが決
まっているらしい(成相談)ですが、成相氏がハワイ総領事館から聞いた
情報では、Federal で適用されていることは、stateでも適用されるという
ことで領事館の人たちも税金を払っていないので、払わないでいいのではな
いですかと言われて、成相氏は払っていないということです。ハワイで
income tax がかからないということが書かれたドキュメントのようなもの
を手に入れるには弁護士を雇ってドキュメントを作成してもらいなさいと言
われたとか。
こうしてみると、JACでは、2国間の協定がstateに適用されないと判断
しているようですね。
家族で赴任して、子どもが学校に行くようになって、全く税金を払わない
でいられるとはとても思えないのですが、いままでの情報では領事館の家族持
ちはどうしているのだろうと思うばかりです。
税金を支払う必要があるということになると、ハワイでの労働の対価として給
料がでていると、ハワイで給料をもらっていようが、日本でもらっていようが
課税されるということです。
2) 住民税の額は、収入、家族構成などで異なるので、誰かに聞いて、さっと 答えてくれるようなものではないですね。プライバシ−に入り込んだ質問をし なくてはなりませんが非常におおざっぱに言ってふつうで収入の3割くらいが 税金のようです。 住民税を支払う義務があるのに、支払わなければ刑事訴追されることは当然で すね。アル・カポネはそれで捕まりましたから。(中桐 1995-06)