Chapter 2. ハワイへの旅行


  1. ハワイへの航空経路
    ハワイへの航空経路は、次の2つがあります。(中桐1994)
    1. 成田→ホノルル→ヒロ(中華航空以外の場合)
      成田空港へは、JRの成田エクスプレス、京成のスカイライナー、 各ターミナルからリムジンバスが利用できます。
    2. 羽田→ホノルル→ヒロ(中華航空の場合)
      羽田空港国際線ターミナル(といっても中華航空しか飛んでいません) は、国内線の新しいターミナルとは離れたところにあって、モノレール の「羽田」駅で下車して、路線バス、タクシーを利用する必要がありま す。羽田空港国際線ターミナルは、極めて辺鄙な田舎空港の雰囲気で 「さあ、これから外国へ!」という気概を損ねかねません。

    出国地点が羽田の場合には、

    • 空港使用料が不要
    • 成田にいくよりは安くかつ早く空港に到着できる
    • 混雑しない
    というメリットがあります。(中村 京子:1997-01)

  2. 経費
    1. 成田−ホノルル間は、ノーマル運賃で 25万円弱、 ディスカウント航空券は季節によって変わりますが、8〜12万円程度です。 ホノルル−ヒロ間は 1.3万円程度です。その他に成田空港は空港使用料 2千円がかかります。
    2. 羽田−ホノルル間の中華航空も、旅行期間が 2カ月以内なら成田 −ホノ ルル間の他の航空会社より 1〜2万円程度安いだけですが、 中華航空に は 1年間有効のディスカウント料金が利用できます。1年間の有効のデ ィスカウント料金は、羽田−ヒロ間がビジネスクラスで 20万円、エコ ノミークラスで 10万円程度です。
    3. この他に、JALに 3カ月まで有効の成田−ヒロ間 16万円程度 のディスカウント料金があります。

    旅行期間が 3カ月を越えると、中華航空以外にはディスカウントの航空 券はありません。いずれにしても、航空運賃のことは変更がしばしばあ りますので、お気をつけ下さい。(中桐1994)

  3. 成田、羽田で
    ディスカウント料金の航空券は、何かのツアーの切符ですから、通常 は旅行会社から直接には航空券を受け取ることは出来ません。成田ある いは羽田空港のツアーのカウンターで航空券を受け取ることになります。 通常このツア−の集合時間が出発時間の2時間前です。

    ホノルルに向かう飛行機は日本の夕方から夜 10時にかけて出発します から、水平飛行に移ると夕食が出ますので、空港では食べないか、軽くす ませておくのがよいでしょう。(中桐1994)

  4. ホノルルへの飛行機の中で
    ホノルルへ向かう飛行機の中では、水平飛行に移ってしばらくすると、飲 み物に続いて夕食のサービス(飲み物も食事も無料)があります。その後、 機内は照明を消して就寝となります。機内はエンジン音が響いていて簡単に は眠れませんが、ホノルルに着いたときは出発した日の早朝に戻ってしまい ますので、眠っていないとその日は徹夜明けになり、辛いことになります。

    気流の悪いところを飛行するときは、飲み物がこぼれたり、食事が皿から 飛び出すほど揺れることもあります。座席にいるときはシートベルトを着用 しているのが安全です。ホノルル着陸の 1.5時間ぐらい前に朝食のサービ スがあります。

    ホノルル到着は、ホノルルの早朝ですし、入国審査に長時間( 2時間以上 )かかることもありますので、着陸態勢に入る前にトイレに行っておくこと を勧めます。(中桐1994)

  5. ホノルル空港で
    到着便でいろいろですが、WIKIWIKIという 3重連バスで入国手続 きをする場所に移動する場合と、歩いて移動できる場合があります。いずれ にしても大勢の人が移動しますので迷うようなことはありません。

    入国審査は何列もの何百人の行列になることもあります。最近はこの混雑 をあまり経験しなくなりました。入国審査では赤いラインで立ち止まり、前 の人が終わって呼ばれたら進むようにします。日本でもそのようになってき ましたが、前の人の審査のすぐ後ろで待つのではありません。(中桐1994)

    1. 入国審査
      入国審査に先だって、入国申告書の必要事項を記入(出発前に:もし持っ ていなければ機内でもらえます)しておきます。入国審査では、旅行目的、 滞在日数、滞在先などが聞かれます。所持金額を聞かれる場合もあります。 3カ月以内の滞在ならビザは不要です。言葉が通じないときは通訳が来てく れますから、心配はありません。(中桐1994)

      観光ではいるのが一番簡単。商用と答えるといろいろ質問されるが、 困ったら通訳が呼ばれるので心配はない(中桐 E-Mail 941218)。

    2. 税関検査
      入国審査が終わったら、1階下に降りて荷物を受け取ります。Baggage Claim のサインに従って進みます。審査が終わって荷物受け取り場所に着く 頃、Baggage Claim の Flight No. の荷物回転台の上に荷物が出てきます。 入国審査に時間が長引いた場合には、荷物が並べられている場合がありま す。荷物はタブのチェックを受けて、税関審査に進みます。アメリカに持ち 込める土産の制限は比較的厳しく、酒 1本、タバコ 200本、土産 100ド ル以上には税金(??%)がかかります(実際にかけられたことはありませ んが)。(中桐1994)

      A2ビザを所持していれば,diplomat visa といってアメリカ人用の列に 並ぶことが出来て,入国審査が早く済ませられる.(中桐1995)

      荷物はヒロまでチェックインしてもホノルルで必ず税関検査を受ける ことになります。 今回の文部省一行の荷物が、この件でトラブリ大変でした。ホノルルで本人 が税関を通れば荷物をあけられることはほとんどないのですが、今回は呼び 出された上全てに荷物を開けられて、一つは 2日間行方不明になりました。 (中桐 E-Mail 941218#2)

    3. ハワイ島への乗り換え
      税関審査が終わったら、一般客はまっすぐ進み、ツアーの団体客は左に進 みます。我々は一般客ですからまっすぐ正面に出ればいいのですが、迎えの 者がそこにいない限り、団体客と一緒に左に進み、出口をでます。ここには 団体客を迎える旅行業者の人がたくさんいて、日本語が飛び交っています。 不安なら尋ねることも出来ます。その混雑の中を右に 10m ばかり進むと右 に登るエスカレータがあります。このエスカレータが乗り換え用のターミナ ルに向かうエスカレータです。「International Terminal」と「Interisland Terminal」は綴りが似ていて戸惑いますが、エスカレータで上がったとこ ろで左に回って戻る方向に50mばかり進みます。一度屋外に出て正面から 右方向にある隣の建物に入ると、そこがハワイ島など「Interisland」への ターミナルです。手前からアロハ、ハワイアンの順に並んでいます。 (中桐1994)

    4. ハワイ島行き飛行機への搭乗
      乗り換え便の出発時間は、入国審査に時間がかかることを想定して、2時 間以上余裕を見ている場合が多いので、1便早いのに乗れる場合がありま す。航空会社のカウンターに着いたら早い便に乗れないかと尋ねるといい でしょう。そうしないと3時間も待つ場合があります。カウンターで
      「Can I have an earlier flight?」
      とでも尋ねるといいでしょう。

      ハワイ島に向かう飛行機はチェックインしても、座席を決めてくれませ ん。ゲート番号と搭乗開始時刻と便名を書き込んだものを渡されますので、 そのゲート番号の近くで待つことになります。待合い室のベンチはたっぷり あります。(中桐1994)

    5. ハワイ島に向かう飛行機では
      前に向かって右側の窓側の座席に座ることを勧めます。ハワイ島に近づく と窓から、マウナケア、マウナロア、ヒロの町が見えるからです。天気にも よりますがハワイ島に近づくと雲の上に突き出た 3つの山が見えます。なだ らかな大きな山がマウナロア(標高 4169 m )、こぶだらけだけれど丸み があり、山頂に白いドームがいくつも点在しているマウナケア (標高 4205 m ) が見えます。一段低いのがコナの近くにあるフアラライ ( 標高 2522 m ) です。

      高度を下げていくと、海岸近くを走るハイウエイを走る車、海に直接流れ 落ちる滝が幾筋も見え、ワイピオ渓谷、アカカ滝なども見えます。ほどなく ヒロに着陸しますが、ほとんどの場合雲の中に突っ込んでいき、雲を通り抜 けるとヒロの町が広がっています。(中桐1994)

  6. ヒロ空港で

    ヒロ空港ではターミナルの東端(飛行機からターミナルに向かって左方 向)に出てきます。エスカレータを降りたところに、出迎えの人々がいま す。エスカレータの正面に案内所があり、日本語が話せる人がいることも あります。エスカレータを降りて、右に進むと Baggage Claim があり、荷 物が回転台の上に出てきています。荷物を取り、荷札のチェックを受け、 外に出たところが出迎えの車が止まっているところです。しかし、この駐 車は3分間ですから、日本からの人を出迎えたときは、荷物を受け取って いる間に駐車場からここに車を回しますので、道路際に目立つように立っ ていて下さると助かります。(中桐1994)

    ヒロ空港では空港建物の東端に出てくる。階段を降りたところに出迎えの 人がいる。荷物受け取り場所は右手 20m ほどのところで、階段を降りる 方向前方にタクシーが数台とまっている。レンタカーは到着ロビーまえの 道路を西へ 0〜50m 進んだところの反対側に並んでいる。ただし 4WD は空港にはなく、ハーパーというレンタカー会社が扱っている。ハーパー を呼ぶには、レンタカー、ホテル呼び出し専用電話が荷物受け取り場所 の後方にある(中桐 E-Mail 941218)。

    1. ヒロ空港で予定より早く到着した場合
      到着ロビーの案内所の後ろ側に、公衆電話が5〜6台並んでいます。 25セント硬貨(クオーター)を1枚入れて、次のどれかに連絡を下され ば 10分以内で迎えに行けます。(中桐1994)
      1. ”すばる”ヒロ事務所:935-4067
      2. 成相恭二(アパート):935-0970
      3. 中桐正夫(アパート):961-3249
      4. 宮下暁彦あるいは沖田喜一(アパート):934-7546
      (中桐1994)

    2. ヒロでのレンタカー
      ヒロ空港にもレンタカー会社はたくさん並んでいます。荷物受け取り場 所から右に 30m ばかり進んだ道路の反対側に大手のレンタカー会社を初 め、十数社並んでいます。

      4WD はハーパー(Harper)で借りますが、予めご連絡をいただいてお けば(すばるヒロ事務所で)予約いたします。ハーパーにはレンタカー会 社の専用電話が使えます。 荷物受け取り場所の道路側の仕切の壁の間にその専用電話があり、受話器 を取ってハーパーの場所を押せばハーパーに繋がり、迎えを頼むことが出 来ます。(中桐1994)

      日本の運転免許証と国際運転免許証それにCredit Cardが必要です。

      レンタカー屋さんによって、金額がかなり異なります。それは保険がつ いているかどうかによる部分もあるのですが、どこで借りるのがいいか、 あるいは日本とハワイとどちらで手続きをするのがいいかなど、知って おくと役に立つと思います。ヒロ空港で借りられるレンタカーということ で、大手のものを調べました。(能丸 1995-02)
      条件:1995年 3/7から6日間の利用。最も小さい乗用車

        ( )は日本の電話番号

      レンタカー会社 料金 条件 電話
      Avis $134 任意保険、税金込み (0120-311911)
      Bugdet ¥39,000 任意保険つき(限度額は低い)
      現地で$8.95/日払うと限度額が上がる
      (03-3567-8060)
      Dollar $164 強制保険(対人・対物・車両)込み (03-3567-2818)
      Hertz $121 条件をよく聞かなかった (0120-489882)
      National $345 条件をよく聞かなかった (03-3485-7377)
      Alamo $105 車両・強制保険込み
      任意保険は現地で$16くらい
      (03-3276-8140)

      というわけで、私はアラモにしました。私の場合、$105+$16*6=$201となり、 これにたぶん州税と道路使用料が加算されると思います。( 能丸 1995-02)

      一番安いランクの車を借りました(Mini)。GMのGeoクラス、日本でいえ ばFestivaのようなものですが、出てきたのはOldsmobileというTaurus よりも少し小さな車でした。そのまえも1ランク上げてくれました。 お客さんが少なければAramoは1ランク以上の無料アップグレードが期待 できます。( 能丸 1995-07)

      私が4月に来るとき、日本から予約するのが一番安いというので、 日本からalamoのコンパクトカーを予約してきて、借りたらなんと大きな 車なのですよ!アメリカではコンパクトカーというのはクラウン相当です ね。もっと小さな車があって、それが能丸君の調査したもので、値上がり はしていないことが分かりました。週25ドルの差でしたが小さい車に変 えようとしましたが、もう計算機に入力したからダメだといって変えてく れませんでした。  なんていうのかな、コンパクトカーではなくて、スモールカーとでも いうのかしら、とにかく週105ドルで借りられる車はありますよ。 (中桐 1995 )

      1995年7月5日から6日間で compact car としています。

      • AVIS $173 強制保険+車両保険  
      • Alamo $125 強制保険+車両保険
          現地で、任意保険 $(11+8) * 6 が必要なようです。  
      両社とも weekly rate の適応でしたので、5日間から7日間は同一金額 のようです。予約書を送ってきてくれ、現地での支払いということです。 (佐々木 1995-06)

        alamoは1週間をはみ出した部分が1日$26ですが、avisは1週間から はみ出した部分は1日の料金を取られます。(中桐 1995 )

      任意保険のうち、佐々木さんが書かれている1日8ドルという分は確か 自分に対する傷害と荷物に対する保証ではないかと思います。日本で はいる旅行保険に運転特約をつけるとカバーされるものだと思います。 それで前は私は8ドルの保険には入らなかった記憶があります。 ( 能丸 1995-07)

    最近のレンタカー料金(林s:1997-01)
    アラモのホームページ

    旅行案内もあるようでした.予約もできるらしいのですが,残念ながら 線が細いようでなかなかつながりません.

    日本地区総代理店トップレップ

    ここは応答が早くてよい.また日本で予約して「予約確認書」 (なぜか英語ではReservation Advice)を持っていけば,確実に ヒロ空港でレンタカーできるというのがやはり便利で安心と思いました.
    最低料金のエコノミーを予約しておいても,どうやらかなりの確率で 1クラス上のコンパクトにしてくれるよう(それだけヒロでは利用者 が多くないということか?).

    ハワイ州でアラモレンタカー(料金 97年3月まで有効分)
    エコノミー 1日 $31(2 door) or $33(4 door)
      1週間 $139 or $149
    コンパクト 1日 $35 or $37
      1週間 $159 or $169

    補足

    支払いはクレジットカードまたは米ドルのトラベラーズチェック。 車を返すときに払う.日本で予め払っておくことはできない.
    この上のクラスについても,手元にパンフレットがあります。(林s:1997-01)

  7. 観光ガイド雑誌(ヒロ/ハワイ)
    参考文献の
    観光ガイド雑誌一覧 を御覧ください。

  • ヒロ滞在
    ヒロは雨の多いところである。日系人が6割を占めているので日本人には 住み易いところである。アパート、貸家も結構あるようです (中桐 E-Mail 941218)。

    ヒロには、ハワイ大学レートで泊まれるナニロアホテルの他にもいろい ろなホテル、コンドミアムがあります。

    通常は、出発前に日程が決まり次第ご連絡をいただければ、(すばるヒロ 事務所で)予約をいたします。ナニロアホテルはヒロでは高級ホテルで、 1泊62ドル程度、ホテルには日本語の分かる人がカウンターあるいは ロビーにいるようです。

    ヒロは、非常に雨の多いところですが、日本の梅雨のような蒸し暑さはあ りません。ハワイの人の話では、7〜8月は蒸し暑いとのことですが、日本 に比べたら避暑地のようです。雨は非常に多いのですが、主に夜に降るこ と、山の東斜面に多いこと、降っても短時間に止むことが多いこと、また移 動をほとんど車でしますから、歩き回るのでなければ傘は不要です。しか し、ハワイの人の話では「弁当は忘れても、傘は忘れるな」と言われて育っ たそうです。

    ヒロには、電車、地下鉄、バス(わずかにある)など公共交通機関はほと んどありません。レンタカー以外は自分で移動する手段はありません。 (中桐1994)

  • ホノルル滞在
    1. ホテル(ワイキキ周辺)
    2. ホテル(大学レート)
      ハワイ大学の大学レートは使えなくなっています。(中桐 1995)
      「ホテル予約:ホノルルのホテル」を参照。
    3. レンタカー
    4. バス
    5. ワイキキから IfA への交通


    updated: 1997-02-01 by T. Sasaki : hg_2.htm