Meeting Summary
皆様
本原さんが速記してくれたメモを若干修正したものです。
全く非公式なものですが、さらに加筆修正すべき点があればご指摘下さい。
家
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○大学の中小プロジェクトとの関係は?(佐藤)
京大の計画はELTへの流れははっきりしている
TAOを同様の流れに載せるのは難しそうだが。
○国際協力か単独かの決断はいつまでに?(佐々木)
国際協力を前提にするべきだろう
ただし、日本の技術をいくつか持ち込めるようにすべき
鏡材+加工、観測装置、制御(三菱)?
政治的な問題もあるが。(ガラス会社相手の)
決心は3−4年以内
今一番近いのはCELTグループ
OWLは今のままではちょっと。ただ、今後の計画の修正次第か
米欧の非公式の協議が始まりつつあり、日本にも声が
かかっている。
米欧からの最大の期待は拠出金だろうが、技術でも存在感を
出すことが肝要
日本のLGSAOの技術はどうか?
スタート時期の遅れくらいの差
技術レベルは互角。甲乙つけがたいものになるだろう。
技術は持ち込んで、製造は米欧でもよい
○成相光学系はどのような反応か?
とくに反応はない
望遠鏡本体への貢献が必要
装置も非常に重要になってくるのでは
視野回転補正の機構をつけなければ。
回転中心をオフセットする事で解決できるかも。
ただし、視野は10分
○大気分散補正系は非常に大変
○今年度の開発
ZPFセラミック素材の実証
軽量化率の高いもの
曲率付きの面を初めからつけたもの
大型化(600-800)
焼きだけ外注しても1mは下回る
長期安定性、接合品の安定性
実用鏡の製作、望遠鏡への実装
コメント
CFRPはどうなったのか
防湿コートして吸湿変形の評価を行ったが、やはりまだ大きい。
尾中グループが今年度まではやっている
C/Cの試験もしているが、15cmφ素材で 3.8nm rms/degreeの変形があって、まだ
大きい。
格段に軽量化が可能な素材
1m位のものまでは作れる。
地上では、軽ければ軽いほどいい、というものでもないはず。ZPFでいいのでは?
ZPFをKodakやリオスクにもっていってoff-axisに磨いてもらう、というのは
研削技術の限界実証
大型予算が取れればナガセ直にやりたい
とりあえずは山形との共同研究
材料に拘る必要はない。クリアセラムも候補になる
岡山3mのセグメント(70cm)をH18年度から作りたい
それを1枚、ナガセにClosed Loop(木野干渉計)で作ってもらえないか
特別教育研究経費というのがあるので、大学間協力の形で進められないか
三菱の売りは?
ドライブ、制御、アクチュエータ
分割鏡の制御はどうなのか?簡単なのか?
ケックでやっているような方法ではELTではだめ
何らかの自己キャリブレーションをするシステムを作る必要あり。
そのアイデアを試すことができる環境も必要
サイエンスの話は? それにあわせた望遠鏡などの設計を考える必要あり
今推している要素技術だけでいいのか、という検討も必要
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Masanori Iye, Prof.
Subaru Telescope Scientist
Optical & Infrared Astronomy Division
National Astronomical Observatory
National Institutes of Natural Sciences
Mitaka, Tokyo 181-8588
Tel: +81-422-34-3520 (direct), 34-3517(secretaries)
Fax: +81-422-34-3527
Email: iye@optik.mtk.nao.ac.jp
http://optik2.mtk.nao.ac.jp/~iye/index.html (ホームページ)
自然科学研究機構 国立天文台 研究連携主幹
光赤外研究部 教授
家 正則
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