中国出張報告 2007-10-16〜2007-10-30

佐々木敏由紀、大島紀夫、三上良孝


16日(火) NW11にて北京着。王教授、王君(M2)出迎え。国家天文台近くのBest Western Hotel泊。
17日(水) 国家天文台にて協議。姚永強さんのプロジェクト報告を受ける。台湾の衛星通信がチベット・オマ地域をカバーしている報告有り。オマにアンテナを設置したそうだ。新疆カラス地域は送受信範囲外。CASの援助で現地の電源確保を図るとのこと。午後、国家天文台でCT2関連ソフト作成。大島、三上氏は王婦人の案内で頤和園観光。
18日(木) 国家天文台でCT2関連ソフト作成。大島、三上氏は陳さん(M1?)の案内で市内観光。
19日(金) 北京発ウルムチ経由カシ着。ホテルの貸しオフィスからカシ市内の新オフィスに移転。CASとCEPの共同オフィスとのこと。激烈な歓迎宴。新隆ホテル。
20日(土) 前夜の激烈な歓迎宴のため、終日不調(佐々木)。大島、三上氏は馬さんの案内でカシ市内観光。
21日(日) 北京から送ったCT2関連の荷待ち。CT2関連ソフト作成継続。
22日(月) 北京から送ったCT2関連の荷待ち。CT2関連ソフト作成継続。
23日(火) 北京から送ったCT2関連の荷到着(12:47)。開梱。DELL C521電源100Vのままで、220V接続し電源系でショート。1-2時間使用後に発煙し、使用不可(電解コンデンサー焼損)。電源を探しに、レノボ・カシ店へ。代替電源見つからず、レノボPC購入。IEEE1394も注文。HDDをSSDに換装依頼。CT2用外覆い用フレーム組立(三上)、CT2用サポートステー等取り付け穴加工(大島)。
24日(水) レノボPC受け取り。MSC ソフト組み込み、CloudMon ソフト組み込み、UPSソフト組み込み(再起動オプションがないこと判明)。CT2システムテスト、動作確認。CT2用外覆い用フレーム組立継続(三上)、CT2用サポートステー等取り付け穴加工継続(大島)。
25日(木) カシ発、カラス現地へ。雲モニターのある場所(Karasu-A)から約1km遠方に別サイトがあり、CT2用40mタワーが設置されている(Karasu-B)。CT2システム接続試験、CT2ゼロレベル調整方法を姚永強さんに教える。午後になり風が強いので(7-9m/sec)、CT2のタワーへの取り付けを翌日に延期。CloudMon PCをレノボPCに交換、設定(翌日元のDELL NoteBookPC D610 に戻す)。CloudMon鏡面洗浄(大島)。かなり綺麗になった。タクスコルガンのホテルにてDELL NoteBookPCに CloudMon制御ソフト最新版を組み込む。Windows System PageFile の設定を変更し、SSD空き容量を増やす(1.95GBへ)。
26日(金) CloudMon PC時刻あわせ(50秒戻す)。CT2を40mタワーに取り付け。CT2コントローラ、DMM等の収納箱が修理のために未到着なので、タワー下の車中でCT2のシステムを組み上げテスト。タワー設置の温度センサー出力を別の温度計(Kestrel 4500)で校正し、変換係数を補正(x1.033)。
  • Temp-1: 99.87 ==> 103.2
  • Temp-1: 99.82 ==> 103.1
  • Temp-1: 99.99 ==> 103.3
  • Temp-1: 99.67 ==> 103.0
  • Temp-1: 100.65 ==> 104.0
CloudMon校正ジグ(黒色ゴム)取り付け。 CT2機器類をタワー下の収納箱にセット。PCは観測小屋に設置し、電源ケーブル、ネットワークケーブルを埋設。CT2システム動作を再度確認。Deisel Generator を地元企業から借用して、CT2は終日運転。
27日(土) タクスコルガンホテルの貸しオフィスで、CT2センサーNi線巻き方講習会(大島)。王氏(カシ)が主たる受講生(実技有り)。姚永強さん、北京の王さんも受講(実技なし)。Karasu-B にて、抵抗を用いたCT2センサーオフセット測定。
  • CT2-1: 0.001673 Volts
  • CT2-2: 0.002003 Volts
  • CT2-3: 0.001197 Volts
  • CT2-4: 0.001186 Volts
  • CT2-5: 0.001318 Volts
CT2は基本的に終日運転。工具類、部品等の整理。CloudMon校正ジグ像のFOV内での位置調整。CloudMon副鏡の再洗浄
28日(日) タクスコルガン発、カラスにて雲モニター画像、CT2データ取得。CT2設置高さ測定。
  1. Level-1: 36.65 m for CT2-1 and Temp-1
  2. Level-2: 19.15 m for CT2-2 and Temp-2
  3. Level-3: 10.15 m for CT2-3 and Temp-3
  4. Level-4: 6.25 m for CT2-4 and Temp-4
  5. Level-5: 4.15 m for CT2-5 and Temp-5
  6. Level-B: 2.65 m for Barometer
Barometer空気取り入れ口ヒータ動作を手で確認(暖かい感じ)。

雲モニター用PCハードディスクのエラー回避のために "CHKDSK C:" を行う。2時間にわたり動作確認。カラス発カシ行き。カシオフィスにて、CT2センサーワイヤー巻きの講習会2回目。李君の取り扱いのセンスがよい。愉君も実施。ワイヤ一巻き、巻き付け装置(大島製)を預けた。
29日(月) CT2データエクセルでのグラフ化。カシ発ウルムチ経由北京着。周さん空港で迎え。レストランで姚永強さんと合流。宿泊代、食費台支払い、領収書受け取り。雲モニター画像、CT2データを姚永強さんのポータブルディスクにコピーする。
30日 (火) NW12 にて北京発成田着。