Chapter 1. 出国準備・帰国処理


1.1. 出国準備

  1. 移転手続き

    銀行外国送金利用の諸手数料 (佐々木K: 1996-12)
    銀行名 外国送金手数料内訳 他銀行宛電信送金手数料 他銀行宛普通送金手数料(郵便扱) 留守番サービス 自動送金 依頼送金 備考
    東京三菱 □手数料 2500円
    □電信:・本行(在ホノルル)¥1000
    ・他行 ¥1500
    □現地銀行手数料:¥1500
    ¥5500
    (4-5日)
    ¥4000
    (1-2 週間)
    □おるすばんサービス
    03-3481-9125
    03-3481-9113
    □要登録
    □利用手数料 ¥3000 / 6ヵ月

    ・登録後定期的(例:毎月)に送金
    × □本店 03-3240-1111
    □外国為替取扱支店にて申し込む
    住友 □手数料 2500円
    □電信:¥2000
    □現地銀行:¥2500
    □Cent.Pac.銀行:¥0
    ¥7000
    (2-3日)
    □Cent.Pac.銀行:
    ¥4500
    ¥5000
    □Cent.Pac.銀行:
    ¥2500
    □海外勤務者ご安心サービス
    □要登録
    □利用手数料 ¥6180 / 年
    × □ 要登録$
    □ Fax 処理依頼書
    □本店 03-3282-5111
    シティバンク □手数料 2000円
    □電信:¥2000
    □現地銀行:¥ ?
    ¥4000
    現地銀行手数料がかかる
    扱っていない
    □citicard で提携CD/ATMから引き出せる
    □口座維持料
    or デポジット¥30万
    × □ 要登録$
    □ Tel 処理依頼
    □ FAX不可
    □本店 0120-110-330
    □海外より引出し時為替手数料(¥4/$1)必要
    富士 □手数料 4500円 (1000$以上)
    4000円 (1000$以下)
    □現地支払手数料:¥2000
    ¥6500($1000以上)
    (7日)
    ¥3000(1000$以上)
    ¥2500(1000$以下)
    +現地支払手数料:¥2000
    (2-3週間)
    □海外勤務トータルサービス
    □要登録
    □利用手数料 ¥6180 / 年
    × □ Fax/郵便 処理依頼書
    □ 電話は不可
    □本店 03-3216-2211
    第1勧銀 □手数料 2500円
    □電信 2000円
    □現地支払手数料:¥1500
    ¥6000
    ¥4000
    × ×
    □本店 03-3596-1111
    あさひ □手数料+電信 4500円
    □現地支払手数料:¥2000
    ¥6500
    (4-5日)
    ¥4600
    (7-10日)
    × ×
    □本店 03-3287-2111
    さくら □手数料 2500円
    □電信 1500円
    □現地支払手数料:¥1500
    ¥5500
    (3-4日)
    ¥3500
    (2-3週間)
    × ×
    □本店 03-3230-3111


1.2. 帰国時の手続き

  1. 帰国届け(ホノルル領事館)
    在留届けの逆

  2. 住民票復活(登録)
    市役所に転入届けを提出。パスポート必要。

  3. 学校
    市役所に転入届けをしたあと、住民票を取得して、 教育委員会に転校届を提出。
    • 学校への編入学手続き
    • 帰国子女受け入れ学校
      • 公立校
      • 私立校
      • 編入学と受験
    • 帰国子女特別枠のある中学校 東京都学事部まとめ、1994 年 10 月 19 日発表した都内私立中学入試要項 (朝日、1994 年 10月 20日) によると以下の学校で帰国子女特別枠があります。
      • [千代田区](女子)大妻、白百合学園、三輪田学園
      • [新宿区](男子)海城、早稲田、早稲田実業 
      •      (女子)学習院女子、目白学園
      • [文京区](男子)郁文館、京華、獨協 (女子)京華女子
      • [品川区](男子)政玉社
      • [豊島区](男子)学習院、立教
      • [世田谷区](女子)調布
      • [渋谷区](女子)実践女子学園
      • [中野区](女子)東京文化
      • [杉並区](女子)立教女学院
      • [江戸川区](女子)江戸川女子
      • [武蔵野市](女子)吉祥女子 (共学)成蹊、聖徳学園

    • 帰国子女特別枠のある高等学校 東京都学事部まとめ、10月21日発表した都内私立高校入試要項 (朝日、10月22日) によると以下の学校で帰国子女特別枠があります。
      • [港区](女子)慶應義塾女子
      • [新宿区](男子)海城、早稲田、早稲田実業 
      •      (女子)目白学園
      • [文京区](男子)郁文館、京華、獨協
      • [練馬区](男子)早大高等学院
      • [世田谷区](女子)調布
      • [渋谷区](女子)実践女子学園 
      • [中野区](女子)東京文化
      • [杉並区](女子)立教女学院
      • [武蔵野市](女子)吉祥女子 (共学)成蹊
      • [小金井市](共学)国際基督教大学
      • [多摩市](共学)多摩大付属聖ケ丘

    • 帰国子女特別枠のある大学校
    • 帰国子女のための外国語保持教室 (財)海外子女教育振興財団(JOES)では、「帰国子女のための外国語 保持教室」を 1974年来開設している。小学3年から中学3年までの 児童・生徒を対象としている。海外で英語・フランス語による全日制教育 を最低 2年以上受けていて、帰国後 1年未満であることが条件。

      渋谷、新宿大久保、千葉、大宮、鎌倉、四谷、横浜たまプラーザでは 毎土曜1時間半、渋谷、大宮ではさらに毎水曜にも開講している。 フランス語は四谷のみです。費用は学期あたり 36000 - 25500円。 申込は、

        〒105 東京都港区虎ノ門 1-21-17 虎ノ門NNビル6階
        財団法人 海外子女教育振興財団 外国語保持教室係
        Tel: 03-3580-2524 FAX: 03-3503-7238

    • 帰国子女をめぐる状況
      帰国子女に関して朝日新聞 1994年11月7日に以下のような記事が出てい ました。

      「海外への学習塾の進出によって、日本語と英語両方をこなせる子供た ちが増え、親たちも現地にどっぷりとつかろうとはしなくなっている。 帰国して日本語で苦労する子が少なくなった」という内容です。 少し長くなりますが引用しておきます。

      「塾も受け入れ校も増え帰国子女は変わった」
        がっこう解体新書(編集委員 山岸駿介)

      「母親が歩いて見た高校案内」というガイドブックがある。帰国子女を 受け入れている百十七校の見聞記が載っている。 海外生活を経験した母親たちのボランティア団体、フレンズ(東京都 千代田区丸の内1の2の1、電話03ー3212ー8497)が、毎年、 製作しており、見聞記は二十六人の会員全員が担当した。 わが子の海外での教育と、帰国後の学校探しに苦労した経験のある 親たちが作ったものだけに、帰国子女が、どう受け入れられている のかを、細かく観察している。 十一年前、初めて出版したときは、海外で暮らす親たちから歓迎され、 評判になった。 それが急に売れ行きが落ちてきた。今年は二千部印刷し、八百部も余っ ている。 「完売できて、やっと採算が合うのに、一冊三千五百円の本が、これだ け売れ残ったのでは」と、会員たちは顔色がさえない。 売れ行き不振の理由は、不況の影響で、数十部単位で、まとめ買いをし ていた企業が、購入を手控えたことが大きい。 だが、原因はそれだけではなさそうだ。背景には、海外子女をめぐる 状況の変化があるようだ。 一つは欧米やアジアの大都市での、学習塾の進出である。いまの小中 学生の親は、塾や偏差値に慣れ親しんできた世代である。塾の価値観に 抵抗が少ないから、進学情報のプロたちが作った学校情報の方が、身近 に感じるだろう。 だから、というべきなのか、帰国子女の有名校志向は相当なもので、、 「早稲田、慶応ばかりが学校じゃないのに」と、フレンズの会員が嘆く ほどひどい。 異文化教育研究センターの清島真代表によれば、親たちの関心は、日本 語と英語の両刀使いにあり、現地にどっぷりと漬かろうとはしなくなっ たという。 帰国子女の受け入れを主としたICU高校、同志社国際高校、暁星国際 高校ができたころには、日本語が不自由で、受け入れてくれる学校がな いことが大問題だった。 最近は、日本語で苦労する帰国子女は激減しており、帰国子女は 「厄介者」から、手がかからないというイメージに変わった。 受け入れ校は増え、中には、英語ができる生徒が入れば、大学進学実績 が上がるからと、帰国子女大歓迎の学校もある。 かつては、帰国子女を受け入れることで、日本の画一的な教育は一変す るかもしれないという期待があった。そんな夢を見られた時代が懐かし い。
  4. 電話、水道、電気、ガス等の復帰

updated: 1997-02-01 by T. Sasaki : hg_1.htm